【ベランダ菜園】プランターの土を再利用!古い土を簡単に再生する方法

Kitchen garden
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昨年から始めたベランダ菜園。
収穫が終わった後の土、皆さんはどうしていますか?
我が家は半年ほど放置していた土を再利用して
今年もベランダ菜園にチャレンジしてみました!
今日はその方法をご紹介していこうと思います^^
今や100均などどこでも培養土は売られているので買い替えればすぐ始められますが、
少し手間を加えるだけで捨てることなく再利用できます。
作業も簡単かつ、楽しくできるのでお子さんがいるご家庭だと一緒にしてみるのも◎
ぜひチャレンジしてみてくださいね。

まずは再利用する土の状態をチェック!

今回私が再利用した土がこちら。

昨年の秋ごろには全ての野菜の収穫を終え、
冬〜春までの半年間この状態でベランダの片隅に放置していました。
枯れた苗をそのままにしていたり結構悲惨な状態です、、、笑

使い古しの土の状態は?

  • 作物に必要な養分や微生物が欠乏している
  • 病原菌や害虫がいる可能性がある
  • 前回育てた作物の不要な根が残っている

上記のことが考えられるため作物に良い状態の土とは言えません。


このままの状態で使うとどうなる?

同じ土をそのままの状態で使い続けると、連作障害といって病害虫が増え作物がうまく育ちません。
また何年も使い続けることで団粒構造がくずれ、土の中の通気性や排水性も低下します。
そうならないためにも、しっかり土の再生を行い理想的な土にすることが大切です。



再生し直して理想的な土を作ろう

土を再利用するために必要なこと

◎欠乏した栄養分を補給する

野菜は土に含まれる栄養分を吸収して成長するため、野菜を育てた後の土は含まれる栄養素に偏りがあったり、不足していたりします。
葉物を育てていた場合は窒素をたくさん使い、実がなるような作物だとリンが不足しているのではないかと推測できます!
なのでその不足している分を自分たちで補い整えてあげましょう。


◎病原菌などを退治する

一度使った土の中には作物の病気の元になるカビや様々な雑菌、虫の卵などが潜んでいます。
せっかく自分で育てるならできるだけ農薬を使わずに栽培したいですよね。
ですのではじめにリスク要因は可能な限り取り除いておくことが大切です。


◎水はけや通気性を良くする

使い古しの土は、土の粒子が小さな固まりをつくる“団粒構造”が崩れているなどとよく言われます。
要するに、水はけや通気性が悪くなってしまっている状態。
その状態を改善し作物が良く育つフカフカの土に戻してあげましょう。


土を再生する簡単な3ステップ

どのように土を再生させるのかと簡単にまとめると、

①不要なものを取り除く
②消毒しして殺菌する
③必要な栄養素を補う


という三段階になります。
しかしこの方法は人によってそれぞれで
こだわる方は市販の米ぬかや家庭から出る生ゴミを混ぜて堆肥にしたり様々な方法が◎
私は初心者なので簡単なやり方で行いました^^

必要な道具を準備する

・使い古しの土
・スコップ
・土ふるい
・園芸シート
・新しい培養土

上記の道具は全て100均で揃えられるので作業も気軽にはじめられます♩
後ほど出てくる土ふるいや園芸シートはダイソーで購入しましたよ。



実際に再生させてみました

先ほど紹介した道具が揃ったら早速土づくり開始です!
土を乾燥させる工程に1週間ほど必要なので、晴れの天気が続く週を狙うと◎

① 土ふるいを使い不要な根や土の塊などを取り除く

まず、茎がついたままのものや大きな根がある場合にはあらかじめ取り除いておきます。
そして残った土をふるいにかけていきます。



ふるいにかける際、あると便利なのが園芸シートです。
ふるいを使うと結構広範囲に土が舞ってしまうのでこれがあると後処理が楽になります!
ない方は代わりにビニールシートなど広げられるものがあると良いかと思います。



このように四隅にスナップボタンが付いていて、止めるとボックスのような形になるので
土がこぼれるのを防いでくれてとても便利です。



ふるいにかけるとこのように不要なものを取り除いて
さらさらの細かい土だけ残るように分類してくれます。




② 熱湯や直射日光で消毒する

全体をふるいにかけたら消毒をしていきます。
夏場はゴミ袋に入れて日光消毒するだけでいいのですが、
冬場は日光だけでは温度が上がり切らないため消毒が不十分だという意見もあるようです。
今回はまだ5月ということもあり、お湯を沸かしてかけてみることに。



全体にお湯を行き渡らせたらそのままの状態で一日放置。
次の日からは、畑で土を掘り起こして冷気にあてる“寒ざらし”の要領で
園芸シートに土を広げ朝夕の2回程度、土の表面をひっくり返しながら置いておきました。

③ 不足している栄養素を混ぜ合わせる

充分に消毒させたところで、規定の量のリサイクル材や培養土など不足している栄養分を混ぜます。
私は今回はホームセンターで購入した培養土を混ぜました。
これで再生土の完成です!
このあとはいつも通り、購入した種や苗を植えて終了。


まとめ

いかがでしたか?
土を再利用すると聞くと大掛かりで大変そうだというイメージを持ちますが
やってみると意外に簡単で楽しい作業でした!
土作りから手間をかけるとその後の作物の成長も一層楽しみになりますし
捨てずにリサイクルできるのはとても良いことなのでぜひチャレンジしてみてくださいね♩

ちなみに今年はこちらの4種のタネと昨年に続きバジルを植えました!
今のところ芽も出て順調に育っているので成長記録もまたご紹介できればと思います。
バジルについては昨年まとめているのでそちらもぜひ覗いてみてください。


本日も最後までご覧いただきありがとうございました*

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