【ベランダ菜園】バジルの育て方・摘芯〜挿し木に成功する方法・バジル育成日記

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1ヶ月半ほど前からゆるりとベランダ菜園をスタート。
先日バジルの摘芯して、試しに挿し木にしてみたら苗を増やすことに成功しました☺︎
ベランダ菜園初心者のreyですが今のところ順調に成長してくれているので

  • 基本的なバジルの育て方や成長過程
  • 私がやってみた挿し木方法

などをご紹介しようと思います。

バジルの育て方

栽培環境

バジルは暑さに強いため日当たり、風通しの良いところで育てるのがベストです。
日当たりの悪い場所で育てると生育に影響が出て、通常のものより軟弱なバジルになってしまうことがあります。
一方で日当たりが良くても長時間強い直射日光が当たるような場所では
葉焼けをしてしまう恐れがあるため、真夏などは半日陰の場所に移動させてあげてください。

またプランターで育てる場合は7号鉢(直径21cmくらい)に1株、
60cm幅のプランターに2〜3株を目安に育てていきましょう。

苗の選び方

葉は明るい鮮やかな緑色で、虫食いのあとがあったり病気により黄色く変色していないものを選びましょう。
夜が冷える4月〜5月上旬に購入する場合、寒さに耐えられず弱っている苗は葉が黒っぽくなっているため選ぶ際は注意してください。
また茎は太く、節同士の間隔が詰まったものが良いです。
双葉がついているものだとなお◎

最適な用土

バジルに使用する土は保水力が高く有機質の豊富な中性〜弱アルカリ性のものが適しています。
地植えの場合は保水性の高い培養土、または完熟堆肥と腐葉土を十分にすき込んであげましょう。鉢やプランターで育てる場合は赤玉土7、腐葉土3の割合で
大さじ1杯程度の苦土石灰と肥料を混ぜ合わせたものを使用します。
市販のハーブ用あるいは野菜用の培養土は予めちょうど良い土質に調整されているので
初心者の方はそちらから始めてみると安心です。

苗植え方法

①きれいに洗ったプランターに鉢底石を底が見えなくなるまで入れる
②プランターの縁から2cmくらい残した高さまで用土を入れる
③苗のポットを同サイズの穴を掘り水を注ぎ入れる
④ポットから根鉢を崩さないように優しく取り出す
⑤水が土に染み込んだのを確認したら苗を穴にそっと入れ株元に土をかぶせて軽くおさえる。
用土に肥料が混ざっていないものを使用した場合は最後に粒状の緩効性肥料をまいておく。
⑥プランターの底から水が流れ出るまでたっぷりと水を与える。

水やりのタイミング

バジルは乾燥に弱いため、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。
鉢やプランター栽培の場合は水切れを起こしやすいので注意してください。

肥料・追肥

追加で肥料を与えることを「追肥」と言います。バジルの生育期には肥料も適度に与えることが必要です。
葉が10枚以上になる頃土の中の養分がなくなってくるため
野菜用液体肥料を1週間に1回、水やりのタイミングで与えましょう。
化成肥料の場合は2週間に1回10gを目安に追肥します。
葉が黄色くなって枯れてしまうのは肥料が不足している証拠なので見逃さないようにしてください。

摘芯方法

摘芯とは花が咲く前に茎の先端を摘み取る剪定方法の1つです。
花や蕾を摘み取ることで養分が新しい枝や葉に使われるため株がどんどん大きく成長し収穫量を増やすことができます。
またバジルは花を咲かせることで葉が固くなり味も落ちてくるので
適切なタイミングに摘芯という剪定作業をしていくことが必要です。
その適切なタイミングというのが草丈が20cmほどになったとき。
頂点から2節目くらいしたの茎をハサミや手でプツっと切り取りましょう。
しばらくすると切り口から2本の茎が左右に出てくるのでそれらも20cmほど成長したら摘芯します。
これを収穫までに2〜3回ほど繰り返します。

挿し木の方法

挿し木とは摘芯などで切り取った茎から根っこを生やし別の株として育てていく方法です。

①摘芯で摘み取ったバジルの茎を10〜15cmの長さにカットする
②切り口が斜めになるようにカットする
③先端の葉っぱを2〜3枚ほど残し他の葉は切り落とす
④切り口を1時間ほど水に浸けて吸水させる
⑤育苗ポットやセルトレイに赤玉土または挿し木用の用土を入れ深さ2〜3cmほどの穴をあける
⑥茎を穴に挿し土を寄せて安定させる
⑦土が乾かないように水やりをしながら半日陰で管理する
⑧1ヶ月程たって根が十分に生えてきたら鉢に植え替え日当たりの良い場所で育てる

バジルは茎を水に浸けておくだけでも根を生やしてくれます。
挿し木の①〜③までの手順を踏んだらあとはそのまま水につけておくだけ。
毎日清潔な水に取替えながら育てると2週間程度で根が生えてきます。

バジルの病害虫

バジルはアブラムシやハモグリバエががつくことがあります。
できるだけ早めに見つけて捕殺するか、被害が多い場合は茎や葉ごと摘み取りましょう。
またヨトウムシによって一晩で丸坊主にされてしまうこともあります。
昼間は株の近くの土の中に潜り込んでいるので掘り出して駆除しましょう。
真夏はハダニがつくこともあるため水やりの際に葉水をあげると予防になります。

reyのベランダ菜園記録

苗の購入から植え替え

2020/05/20
バジルの苗はカインズにて購入しお天気が良い日にポットからルーツポーチに植え替えました。

このルーツポーチなのですが、環境にも植物にも優しくてとっても優秀なのです◎
また後日詳しくご紹介しますね。




摘芯から挿し木に挑戦

植え替えてすぐは少し元気がなかったのですが土の表面が乾いたらしっかり水を与えて見守ること2週間…
だいぶん背丈も伸び、葉も10枚以上になったのでここで1回目の摘芯です。
私は切り口を斜めにカットして、根が生えてくるまで水に浸しておきました。
(挿し木用の発根促進剤などは特に塗っていません)

気温もずいぶん高くなってきていたので朝と夕方に1日2回お水替え。
葉が枯れることはなく元気だったのですが根は生えてこず、
無理かな〜と思い始めた矢先、突然小さい根が ぽとぽつと生えてきました!

摘芯から10日後の様子

苗の方も摘芯した両脇から新しい芽がぐんぐん成長。ぷっくりツヤツヤ。
私は摘芯後から週1ペースで液体肥料の追肥も始めました。

挿し木に成功してできた苗植え

挿し木していた芽は、ある程度根が伸びたら(5cmほど伸ばしました)そのまま培養土へ植えつけ。
苗が安定するまでは日陰で土が乾かないように水やりを続けました。

2020/06/20

2020/07/09 現在

最後に

という感じで挿し木からできた苗もすくすく成長中。
もとの苗は少しづつお料理などでいただいていますが、こちらも2回目の摘芯をして元気に育っています☺︎

最近は小さなコバエのような虫がバジルのまわりを飛んでいるのが気になっていて…対策を考えないと。
この先の成長過程や虫対策などはまたゆるりと更新しようと思うので
その時はお付き合いよろしくお願いします☺︎



※ 追加
2020/9/4現在
1つの苗から計3回の摘芯をして、今では50cmほどの背丈まで成長!
暑さの厳しい8月ごろからは午前中はしっかり太陽の光に当て、午後は風通しの良い半日陰に置いています。

そして以前気になっていたコバエ問題。暑さが厳しくなってきた頃から急に数が減り、気づけばゼロになっていました。
特に対策をしたわけでもないのですが…お役に立てずすいません。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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